事業計画書(プロジェクト計画)の意義
新製品開発、新分野進出など不確定要素が大きい計画や、設備更新や不良率低減などの身近なテーマでも、しっかりとした事業計画は重要です。事業計画をおろそかにすると、最終ゴールまで到達できないことが少なくありません。大企業では、しっかりとしたプロジェクト計画と、区切り毎のチェック項目、到達レベルを明確にしてプロジェクトを進めます。そのため、計画通りにプロジェクトは進みます。軽微な計画と実績の乖離は修正されながら、最終ゴールには、目標通りに到達できることが多いです。不幸にも、計画から大幅にはずれた実績の場合は、起死回生の方策が見つからない限りプロジェクトそのものが終了してしまいます。そのため、余分な損失が発生しにくくなっています。
事業計画書の評価実績
これまで、中小企業基盤整備機構のベンチャー支援補助金及び全国中小企業団体中央会のものづくり連携補助金の審査委員を務め、トータルでは2000件程度の事業計画書を評価してきました。また、新潟大学工学部にて、起業化戦略基礎という科目で、事業計画書の書き方を講義しています。ここでも、かれこれ2000件程度の事業計画書を評価してきました。他方、高度化マネージャーの時代には、高度化診断時には、事業計画書から経営が確実になるようなアドバイスをおこなうことになります。こちらでも数百の事業計画を評価してきたことになります。
事業計画書の記載例
事業計画書の書き方について、具体的な記載例を示します。業務上受託して作成した事業計画書や、補助金審査で拝見した事業計画書は、守秘義務があり、一部でも紹介することはできません。そこで、100%自分が著作権を持っている事業計画書をここに紹介します。