1952年から1995年までのバイクの紹介

VF1000R

車輌プロフィール
1984年から1985年まで、海外向けに展開されたVF1000シリーズのスポーツモデルが、このVF1000Rと、ハーフカウル仕様のVF1000Fだった。両車は、998ccの水冷V型4気筒エンジンを搭載するところは同じながら、そのエンジンのカムシャフト駆動が異なり、当時の耐久レーサーだったRS1000RWやRS850Rのレプリカと位置付けられたVF1000Rはカムギアトレーンで、ハーフカウルのVF1000Fはカムチェーンで駆動されていた。なお、耐久レーサーレプリカという意味では、VF1000Rは、CB1100Rの後継モデルということになる。この後、4気筒スーパースポーツのフラッグシップは、直列4気筒のCBRシリーズに一本化されていった。※海外市場専用モデル
写真は1984年モデル
トリコロールカラーのモデルをロスマンズカラーに全塗装したもの。
84年モデルは、初期型なので、エンジン特性はピーキーな傾向をもっている。
マフラーも切れのいい音を出し、迫力がある。

岐阜県に倶楽部ミーティングに出かけた時の写真。

レーシングメーターのイメージ。中央にタコメーター、左がスピードメーター

ロスマンズのエンブレム



1984年〜1986年まで3年間のフラッグシップモデル。122馬力 1984年は、バイク業界の自主規制により、馬力規制と同時に、750ccを越える排気量のバイクは、国内販売していませんでした。このバイクを乗るためには、逆輸入車として購入しなければなりません。そのため販売価格は250万円前後していました。当時乗っていたバイクがVF750Fでした。その販売価格は、748,000円でしたので、その3倍以上の価格でした。

基本スペック

タイプグレード名VF1000R

仕向け・仕様海外向けモデル

全長 (mm)2180

全幅 (mm)730

全高 (mm)1200

乾燥重量 (kg)244

乗車定員(名)2

原動機種類4ストローク

気筒数4

シリンダ配列V型(L型)

冷却方式水冷

排気量 (cc)998

最高出力(PS)120

最高出力回転数(rpm)10000

最大トルク(kgf・m)8.8

最大トルク回転数(rpm)8000

エンジン始動方式セルフスターター式

点火プラグ標準搭載・型式DPR8EA-9

点火プラグ必要本数・合計4

搭載バッテリー・型式YB16B-A

変速機形式リターン式・5段変速

動力伝達方式チェーン

スプロケット歯数・前17

チェーンサイズ530

標準チェーンリンク数110

フレーム型式ダブルクレードル

懸架方式(前)テレスコピックフォーク

懸架方式(後)スイングアーム式

ブレーキ形式(前)油圧式ダブルディスク

ブレーキ形式(後)油圧式ディスク

タイヤ(前)120/80-16

タイヤ(前)構造名バイアス

タイヤ(後)140/80-17

タイヤ(後)構造名バイアス